金沢→伊勢神宮日帰り弾丸ツアー「そうだ、お伊勢さんに行こう!」①予習&道中編 

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2017-12-01 12.26.42

今年最後の月の一日、ガールズスクエアのスタッフメンバー6名で、伊勢神宮に「お朔日参り日帰り弾丸ツアー」を決行しました。
新年のお伊勢さんは、それはもう目出度い場所だけど、訪れる人もそれほど多くない平日にお参拝するお伊勢さんもまた格別です。


朝4時金沢出発、22時金沢到着の強行軍でしたが、中身はみっちり濃い、充実の日帰り旅行になりました。
金沢から伊勢へ行って、一日で主要な神様にお参りして、おかげ横丁を散策して、舌とお腹も満足した、内容満載のお伊勢参り。私たちの辿ったコースを3回にわたって書いていきます。


 

目次

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予備知識を少々①・・・朔日(ついたち)参りって?

月の満ち欠けをもとに作られた太陰太陽暦で暮らしていた歴史から、日本には今でも月にまつわる行事が数多く残っています。

朔日参りもそのひとつ。

旧暦では、新月(朔)の日をその月の最初の日とします。

ここから「新月(朔)の日」=「月立つ日」=「ついたち」=「朔日」と言うのです。

 

毎月初めの早朝に、神様のおわします場所を参り、この1ヶ月無事に過ごせたことを感謝し、新しい月の無事を祈念します。

新しい1ヶ月の小さな決意を告げるのもいいですね。

慌ただしく通り過ぎていく日々に区切りを刻み、日常の中で曇った心を洗い、溜まった澱を落とす意味もあります。

予備知識を少々②・・・お伊勢さん、正式名は「神宮」

「お伊勢さん」の愛称で親しまれる伊勢神宮。

正式名はシンプルに「神宮」と言います。

 

 

神宮には二つの正宮があり、それぞれに神様をお祀りしています。

国の始まりより天下をあまねく照らし出してきた皇祖神・天照大神(あまてらすおおみかみ)をお祀りするのが皇大神宮(内宮)。

衣食住と産業の守り神豊受大神宮(とようけのおおみかみ)をお祀りする豊受大神宮(外宮)です。

伊勢とその周辺には、この両正宮を中心に、14箇所の別宮、43箇所の摂社、24箇所の末社、42箇所の所管社が点在します。

これらすべてを合わせた125の宮社全体を神宮と総称するのです。

二つの正宮は少し離れているので、伊勢志摩観光の一環で訪れる参拝客の中には、内宮だけお参りする人も多いのですが、古くからのしきたりでは、まず外宮を参拝してから内宮に参るのが正しいとされています。

予備知識を少々③・・・神宮の由緒を知っておこう(内宮編)

 

皇室の御祖神とされ、日本人の心のふるさととして深く崇敬されてきた「お伊勢さん」。

せっかく参拝するならその成り立ちをざっと知ってから行くと、神宮のお宮巡りもさらに充実するかも。

 

まずは日本の神様を統べる、天照大神(あまてらすおおみかみ)のおわします内宮が、なぜ伊勢の地にあるのかというお話。

 

天孫、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が神々の地・高天原から九州の高千穂峰に降臨されて以来、天照大御神は歴代天皇の御所で大切に祀られていました。

しかし、10代崇神天皇はこれを畏れて、大御神を永久にお祀りするにふさわしい場にお移しすることに決め、大和の笠縫村に神籬を立てました。

そしてその次の、11代垂仁天皇の御代に、皇女倭姫命(やまとひめのみこと)が神事を司る場を求めて近畿の国々を御巡幸した後、伊勢国に入りました。

風光明媚で山海の幸に恵まれたこの土地が気に入った天照大神の御霊は、ここを御鎮座地と定め、倭姫命に命じて五十鈴川の川上にお宮を建てさせました。

こうして、現在に至るまで、皇室の御祖先の神様にして日本人の大御祖神・天照大神を祀る内宮が建立されたのです。

2000年前のことです。

 

予備知識を少々④・・・神宮の由緒を知っておこう(外宮編)

内宮創建から500年後、21代雄略天皇の御代に、衣食住を統べる産業の守り神・豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る外宮が建立されました。

天皇の夢枕に天照大神が立たれ、それまで丹波国に鎮座されていた豊受大御神を伊勢市内の高倉山の麓に移すよう、ご神託を受けてのことでした。

 

元は食物を司る神だったことから、天照大神はじめ伊勢の神々のお食事を受け持つのも豊受大御神で、今も朝夕2回、神様のお食事「日毎朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)」が執りおこなわれています。

生きる上で欠かせないのが衣食住。そしてそれを支えるのが日々の労働、つまり産業です。

 

寝て起きて、食べて着て、働いて。

当たり前の日々の営みを豊受大御神に感謝して、その後に、この営みが何百代も途絶えることなく続けられたことを大御神様に感謝する。

とても理にかなった参拝の順序ですよね。

予備知識を少々⑤・・・赤福の朔日餅は月替わり

毎月一日には、まだ夜も明けないうちからお朔日参りの参拝客が押し寄せて、内宮の門前にあるおはらい町通りやおかげ横丁は、たくさんの人で賑わいます。
その日にしか売られていない名物やお土産品も店頭に並ぶので、参拝の後はゆっくり見て回りたいですね。

中でも一日限定で発売される赤福本店の「朔日餅」は、前日17時から列整理券が配られ、日が昇る前には長蛇の列ができるほどの人気ぶり。

月ごとに違うお餅なので、つまり年に一度しかお目にかかれないレアものというわけです。

前日17時から列整理券が配られ、日が昇る前には長蛇の列ができるほどの人気ぶり。
12月は「雪餅」。おいしそうです。

ただ、今回は日帰り弾丸ツアー。出発が遅く朔日餅の列に並ぶ時間がなさそうなので、残念ながら諦めます。

12月のお朔日餅「雪餅」  http://www.akafuku.co.jp/product/tsuitachimochi/tsui12/

店名 赤福本店
TEL 0596-22-7000
住所 三重県伊勢市宇治中之切町26番地
営業時間 営業時間:午前5時~午後5時(繁忙期時間変更有)
定休日 無休
駐車場 市営浦田Pより徒歩5分

【「伊勢神宮日帰り弾丸ツアー」スケジュール 到着まで】

4時半金沢出発~ 9時に神宮到着

04:30~
メンバー5名集合 北陸ガールズスクエア出発 

05:00~
徳光インターでメンバー1人合流。

参加メンバーは6人。6人乗りレンタカーに乗り込んで、お伊勢さんに向けて出発!

本日のルート

  北陸自動車道 → 5:50 南条SAで休憩→(米原JCT)→

→ 名神高速道路 → 6:30 多賀SAで休憩→(草津JCT)→

→ 新名神高速道路 → 7:45 土山SAで休憩→(亀山JCT)→

→ 東名阪自動車道 →(伊勢関)→

→ 伊勢自動車道 →伊勢西インターから一般道 → 9:00 伊勢神宮到着!

 

※地図で見るとショートカットのコースもあったけど、夜明けの山越えはちょっと恐いということで、名神・新名神高速ルートで行きました

 

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本日参加の北陸ガールズスクエアの運営メンバー+シェアオフィス利用者です。
左からマルチに多才なWebクリエーターの2人、敏腕フリーライター、有能ファイナンシャルプランナー、そしてガールじゃないけど女子力高い優秀な行政書士

コミュニケーションスペース「北陸ガールズスクエア」はプロフェッショナルの有志が集まって運営しているのです。お仕事のご相談はいつでもお受けしています。

 

ちなみに撮影者kumiは、ガールズスクエアの一利用者のライターです。
締め切り間近で煮詰まったときには、ここのコワーキングスペースに駆け込んで、原稿を書かせていただいています。

 

旅の思い出・SAで出会ったいろいろなもの

信楽焼のふるさと、草津に近い多賀ではおなじみタヌキがたくさん網にかかっていました(開店前だったで)。

7時頃、名神高速道路走行中にご来光。
金沢は雨だったのに、こちらは見事に青空です。

土山SAまで来ると三重テリトリー。
松阪牛系が勢力を伸ばしてきています。

・・・と思ったら、関西勢力もまだ負けてません。

土山は関東と中部のせめぎ合いが楽しいSA。

 

そうこうしているうちに、伊勢神宮外宮に到着~♪

こちらは紅葉の色が鮮やかだと思いました。

『金沢→伊勢神宮日帰り弾丸ツアー「そうだ、お伊勢さんに行こう!」②お宮巡り編』へ続く

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この記事の著者

Kumi

Kumi

金沢在住。単行本を中心に原稿を書いているフリーライターです。
日本中の「すごい人」に会って話を聞き、記事を書き、書籍を作ることを生業にしています。

着物、お茶、和の文化にハマり始めた遅咲きビギナー。
金沢"和活部"を立ち上げ、和文化の楽しみ、金沢の魅力を発信していきます。

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