
親の介護、旦那さんや奥さんの介護、我が子の介護など、現在では色んな方が色んな介護をなさっている時代です。
ちょっぴり”呆け”が入ってくると出てくるのが「言い訳」や「暴言」です。
これは、本人はいたって正常だと思っているので困ることの1つです。
『お金が無くなった。あんた取ったでしょ』
と言われると、ドッと疲れが増します。
しかし、これは多かれ少なかれあること、と思って右から左に聞き流すほかありません。
ただ、本当にお金やハンコをなくしてしまうことがあるので、大事なものはきちんと保管しておきましょう。
言い訳をする
大事なものを守ろうとする
決して悪気はありません。
ということを分かってあげてください。
「お金は大事」ということを認識して、
『大事なお金を誰にも取られたくない』という気持ちが働き、どこかへ隠さなきゃ!!ということです。
ただし、隠した場所を忘れます。
隠したことすら忘れるので
「お金を取られた、あんたが取ったんでしょ」
とお金を無くした言い訳として人のせいにします。
隠す場所はそれぞれ違います。
お布団の間やタンスの中ならいいのですが、お庭に穴を掘って埋めていたり、お隣さんの敷地に隠したりすることがあります。
また、お買い物をしたときにお店の棚に隠すこともあるので、外出は気を付けなければなりません。
言い訳・暴言を言う
出来ないことへの苛立ち
自分のやりたいことが出来なかったりすることがあります。
その言い訳をするようになります。
・おしっこをトイレまで我慢できなかったことを誰かのせいにする。
・何か無くなったら、誰かのせいにする。
・外出をさせてもらえなかったら「閉じ込められた」と大声で叫ぶ。
など、その方でどんな表現をしてくるかは分かりません。
ただ、自分ができなかったことを誰かのせいにすると、その誰かが介護者に向けられることが多いので、
「介護してやっているのに・・・(怒)」
となり、介護されている方と介護している方の心の距離が離れてしまうことがあります。
そうならないために、介護者を増やしてみましょう。
一人で抱え込むと大変になります。
意外と大変なのは家族だけで頑張ろうとすること。
「呆けたなんて他人に言えないわ・・・」と何となく隠すことが多い日本人ですが、今はそんな時代ではないようですよ!
見守りは、たくさんいると楽ですよ!
身内の恥と思わない
家族に”呆け”が進んだ人がいるとどうしても隠したくなります。
でも、たくさんの人に見守られながら介護をすることで、外出してしまっても近所の方が連絡してくれたりと、ずーっと自分1人で頑張る必要がなくなります。
病院以外にも、ケアマネージャーさんに相談したり、遠慮なく現状を伝えてどうしたらいいかを聞くことが長~い介護生活を見据えた時に、自滅せずに済みます。
介護で一番大事なのは、「笑顔」でいられることです。
暴言の予防の1つとして
猫を飼う
これは、余談と思って読んで欲しい。
呆けてきて、言い訳や暴言を言うようになってきたと思ったら、猫を飼うと落ち着く人もいるらしい。
「猫が好き」というのが大前提。
そして、猫の一生を面倒みられるということも大前提での話し。
猫を家の中だけで飼うことも大事。
猫が外出してしまうと猫がいない時間が出来てしまうので意味がない。
猫をお世話することで「お世話しなきゃ」という気持ちが働き、何か隠さなきゃという気持ちが薄れるとか。
気のまぎれることがあるといいようだ。
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