
「高齢者の運転事故多発!!」と、事あるごとにワイドショーで取り上げられる。
ある番組で
・75歳になったら免許証を返納するのを当たり前にしたらいい。
・東京の人はきちんと返納するのに地方の人はきちんとできないのですかね?
・自分の能力を過信し過ぎですよ地方の人は。
と、「東京の人」「地方の人」をとても分けてコメントしていた人がいた。
地方の人が車に乗るのがそんなに悪いこと???
「地方」のことを知らずに自分が法律みたいな顔で語るのはどうなんだろう...
目次
公共交通機関
公共交通機関のバスも電車も
バスも電車も東京のように5分に1本は動いていない。
早くて30分に1本、通常1時間に1本が当たり前。
下手すると午前2本、午後2本というところもある。
だったら自分で車で行った方が都合がいい。
都合の良いようにして何が悪いの?
車を使わなくてもいいシステム
公共交通期間を充実していただければ返納は可能。
・本数を増やす。
・ルートを増やす。
現状どちらも無理な話し。
となると、やっぱり自分で運転するのが一番良くなる。
運転免許証返納者に対する対応…
運転免許証返納者への一応な対応
運転免許証を返納した方の話し。
返納するとタクシーや公共交通機関利用時に安くなるということで、返納したとのこと。
ただし、安くなるのは1年間だけ。
週1回スーパーへの買い物で使っていたようで、運転免許証を返納した当時は良かったが、返納1年後普通料金になるととても困るということで、「返納するんじゃなかった」と後悔しているとのこと。
「困る」ということが発生するのは、運転免許証を返納しても生活に困らないシステム作りがきちんとできていないということになる。
システムができていないのに、「返納しろー!」と言われても賛同しないのではないか?
県外の美味しそうなスイーツなどは、お取り寄せしてもそんなもんだろうが、生鮮食料品については、実際に自分の目で見て購入したいと思うのは、主婦なら当たり前のこと。
ネット社会を生きている若者と違い、高齢者の方は、特にそうであろう。
ある町の試み
過疎化していても住みやすい場所もある
退職後、田舎暮らしを夢見て引っ越しをしてくる町がある。
引っ越してきて一番のネックは、やはり買い物のよう。
引っ越してきてすぐはまだまだ元気で、自転車で買い物も行けたようだが、数年経つとやはり車のありがたみを感じるそう。
そういう方向けに、買い物への1利用500円で、買い物に連れて行ってくれるサービスを展開している町があることを知った。
運転代行サービスに登録をした方が、利用者からの依頼で出動する。
運転する人もある程度の年齢だ。
「自分が元気なうちは高齢者の手助けになれば」と半分ボランティアみたいな感じらしい。
こういう便利なサービスがあれば、運転免許証の返納も進むのではないだろうか。
今までの生活の質を落とさない方法
多額のお金がかからない方法で
どんなに素敵なサービスも、高額だったり、期間限定だったら毎日の利用はできない。
今までの便利さを損なわないやり方を考えて制度を作って欲しいと思う。
「不便を感じても命あってのものでしょう」
というコメンテーターもいたが、実際自分の生活が不便になったらどうなるかを考えて欲しいものだ。
言うだけなら簡単だが、どう対策を取っていくかが問題である。
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