
認知症になっても、体は元気!という方に起こりがちなのが徘徊。
お家の中だけならいいのですが、家の外に出てしまうと家に帰ってこられなくなることも。
行方不明になったら大変なので、注意して見守る必要があります。
先日、近所では見たことのないおばあちゃんが溝に落ちていてびっくりしたことがありました。
冬なのに、来ているものは薄着でもうろうとしていて、自分の名前しか言えず、どこのおばあちゃんか分からなくて大変だったことを思い出しました。
そんなことにならないように、介護する側の体制を整えましょう。
家の中でもウロウロ
目的なくウロウロすることがある
最初は家の中を何となくウロウロすることが多くなり、何かを取りに行くわけでもなく、意味なくウロウロしています。
思い出したかのように、「散歩に行ってくる」と出かけたり、「買い物してくる」と出かけたりするようになります。
帰宅できれば問題はないのですが、自分がどこに行くのか、今どこにいるのかが分からなくなってしまうこともあります。
そんな時は、洋服に名前と連絡先を書いておき、迷子になっても大丈夫なように工夫が必要です。
また、電話をかけられるのであれば、首から携帯電話をかけておいて「分からなくなったら電話して」と言っておくのも1つの手です。
携帯電話には、名前と連絡先を貼っておくと、本人が分からなくなっても親切な人がかけてくれるかもしれません。
また、携帯電話のGPS機能を利用して確認ができるようにしておくのも1つの手です。
確実なのは、面倒でも洋服や下着、持ち物1つ1つに名前と連絡先を書いておくと周りの人に分かりやすく、もし行方不明になっても、名前が言えなくても、パッと見て分かってもらえます。
体力があると、とんでもないところまで歩いて行ってしまうこともありますので、近所にいるとは限りません。
徘徊は目が離せず、介護する側の体力と気力が必要になってきます。
出来れば一緒に行動しよう
外出は一緒に
外出して、分からなくなって帰ってこられないというのも大変困ったことなのですが、それ以上に、交差点で赤信号なのに渡って事故にあったり、支払いをしていない物を店外に持ち出したりすることもあります。
他人への迷惑や身の安全のためにも、面倒でも外出する時は一緒に行動するのがベストです。
夜でも関係ありません
目が覚めている時が徘徊する時と心得よ
時間の感覚がなくなる場合もあります
夜、トイレに目覚めた時にフッと「買い物に行こう!」と思ったら、外に出てしまうこともありますので、介護する側は、24時間目が離せなくなります。
昼夜の区別ができなくなっても、体力があり、体が元気ななら徘徊をするかも?!と覚悟が必要です。
徘徊をしない方もおられます。
「夜中まで見守れない!」と思ったら、寝る前に睡眠薬を飲んでもらって、朝までぐっすり寝てもらいましょう。
夜でも数回の排尿をする方だったら、トイレに行かなくてもいいように紙パンツを履いてもらえば、もしお布団で排尿してしまってもお布団がビショビショになる確率は低くなるでしょう。
介護される側のことを考えつつ、介護する側の自分が倒れないことも考えて、お医者さんと相談することも必要です!
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