初めての介護① 何をどうしたらいい?

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介護1

高齢化が進むにつれ、いつまでも元気だと思っていた家族が「認知症」となる確率も高くなってきます。
また、老いや病気から体が動かなくなり、日常生活が困難になる場合もあります。
「最近物忘れが多くない?」
「脳梗塞で倒れた。退院して家で面倒みられるかしら?」
「骨折して寝たきりになってしまった。どうやってお世話すればいいのかしら?」
不安だらけのまま有無を言う間もなく介護生活が始まってしまったら・・・
友人や知人に「家のおばあちゃん認知症で介護しなくちゃいけないの」とは言いにくいもの。
でも一人で抱え込まずに周りの人に協力してもらうのが一番!
昔とは違う今の介護事情です。

目次

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ちょっとしたことが介護の始まりになる

こんなことから!?が介護の始まりに

同じことを何度も聞かれることが多くなったかも・・・
家にいて同じことを何度言ってもまた聞いてくるということが増えてきたら、老いによる認知症の入り口にいる可能性があります。
人によって最初の症状は様々ですので「いつもと違う」がもしかしての判断する目安となります。
「倒れる前日パジャマのズボンの着替えの時、よろけてお布団の上に転んでしまったことが、脳梗塞の初期症状だった」
ただよろけただけなのにが、「いつもとちがう」なのです。
いつもはよろけても転んでしまうことはなかったという違い。
脳梗塞という病気が原因で次の日から介護生活が始まることもあります。
また、本人は普通にしゃべっていると思っているのに、周りの人にはモゴモゴして言葉として聞き取れないという症状が、脳梗塞の始まりという人もいます。
介護生活のきっかけが病気から始まるケースです。
日常生活を送っていく上で「うちの親に限って・・・」と思わずに、「あら?」っと思うことがあれば、脳神経関係の病院に行って検査をしてもらうことをオススメします。
しかし、本人は自分が認知症になっているという自覚はありませんので、病院に行くのをためらう人もいます。
そんな時は「65歳を超えたら年に1~2回は調べた方がいいらしいよ!」という感じで「自分だけ年寄り扱い」という感じを出さずに誘うと誘いやすいです。
場合によってはお薬で進行を遅らせることができるものもありますので、早期受診がいいでしょう。
「あら?」っと気づくのは身近な家族です。
大事な家族を守ってあげられるのはあなたしかいません。

家族の介護が必要という現実が降りかかってきたら

どうやってお世話をしていくか家族の意見をまとめよう

もし、病院で「認知症」と言われたら!!!
認知症と言っても進み具合はバラバラです。
認知症入り口に立っている状態だけど、全然生活には支障ない。
認知症にちょっと足を踏み入れたけど、まだ生活には支障はなく、物忘れがひどくなりつつあるだけ。
認知症が少し進んでいるけど、自分のことは自分で出来ているからそんなに手はかからない。
認知症少し進んできていますねと言われ、たまによくわからないことを言ったり、したりするようになってきた。
何となく、最初に病院に診察してもらいに行って言われるのはこんな感じではないでしょうか。
一緒にいて、家族が困らず、他人にも迷惑を掛けないのであれば大丈夫ですが、目が離せない状態になってくると一番長くそばいる見守り役の家族が大変になってきます。
大人を一人ずっと家で見守るということはとても大変なことです。
今後どうするかを家族会議で話し合い、意見を統一しておくことが必要です。
・施設に預ける。
・学校のように毎日施設に通う(ディサービス)。
・どこにも預けずに家でずっと見る。
家によって考え方は色々です。
今まで自分たちを見守ってくれた大事な家族を今度は自分たちでどう見守っていくかをきちんと決めましょう。

昔と違って家族以外の人に介護をお手伝いしてもらうのが今流!

せっかくある制度を利用しない手はない!!

家族以外の人に助けてもらう時は、お金が発生します。
そのお金を全額払うとなるととてもお金がかかります。
しかし、介護認定をうけることによって、補助をしてもらえます。
認定をしてもらうには、市町村から調査員の訪問調査が行われ、調査票をもとに介護支援の調査が行われます。
審査がきちんと行われると7段階からなる介護認定基準が決まります。
要支援1  要支援2  要介護1  要介護2  要介護3  要介護4  要介護5
要支援1が最も軽度、要介護5になるとほぼ寝たきりの方になります。
介護度によって補助金が変わってきますので、きちんと認定してもらうことが重要となります。

要支援1

要支援1とは

日常生活の中での動作をほとんど自分でできる。
しかし、将来的に疾病や障害が悪化して要介護の状態まで進行しないように支援をする状態。

 

※介護認定は、等級分けされているので、症状の悪化や改善で変わってきますので、定期的な認定見直しが必要です。

要支援2

要支援2とは

要支援1より疾病や障害が少し進んでいる状態。
施設の入所はできませんが、支援施設の利用や福祉用品のレンタルなどができます。

 

※介護認定は、等級分けされているので、症状の悪化や改善で変わってきますので、定期的な認定見直しが必要です。

要介護1

要介護1とは

日常動作はほぼ一人でできるが、立ち上がることや歩行が不安定。一部介護支援や見守りが必要な状態。

 

※介護認定は、等級分けされているので、症状の悪化や改善で変わってきますので、定期的な認定見直しが必要です。

要介護2

要介護2とは

トイレやお風呂などに介護支援や見守りが必要な状態。

 

※介護認定は、等級分けされているので、症状の悪化や改善で変わってきますので、定期的な認定見直しが必要です。

要介護3

要介護3とは

歩行や立ち上がること、トイレやお風呂は一人ではできないという状態。
また、問題行動や理解力低下などが起きている状態。

 

※介護認定は、等級分けされているので、症状の悪化や改善で変わってきますので、定期的な認定見直しが必要です。

要介護4

要介護4とは

身の回りのすべてに介護支援が必要で、要介護3よりも多くの問題行動や理解力低下が見受けられる状態。

 

※介護認定は、等級分けされているので、症状の悪化や改善で変わってきますので、定期的な認定見直しが必要です。

要介護5

要介護5とは

意思疎通が困難となり、生活のすべてに介護支援が必要な状態。
また、問題行動や理解力低下がとても多い状態。

 

※介護認定は、等級分けされているので、症状の悪化や改善で変わってきますので、定期的な認定見直しが必要です。

介護される側、介護する側 どちらも気楽にできるように

いつ始まるか分からないから日頃から話し合っておくとベター

病気から始まる介護、認知症から始まる介護、どちらにしても介護が始まると家族全部の生活が変わってきますので、今まで通りというわけにはいかなくなってきます。
大きな負担にならず、愛情をもってお世話をしてあげられる余裕のある介護は、介護される側も介護をする側も気が楽です。
「介護=負担」と思わず、老いてくれば誰しもが多かれ少なかれ介護が必要となると思って、愛情をもってお世話ができる環境を作っていくとよいでしょう。

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この記事の著者

がる猫

がる猫

女性のための情報発信サイト「がるこね(girlcone.com)」に生息する好奇心旺盛な猫。女の子。
自慢の長いしっぽは好高感度で全方位なアンテナ。
世の荒波を軽やかに乗り越え、しなやかに楽しく生きるイイオンナを目指している。
必要な努力は惜しまないけれど、不要な労力を蹴散らすための情報収集も怠らない。

「にゃん」と鳴かないと噂されているが真相は謎。

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