
最近、髪を切って推定10年ぶりにパーマをかけました。
「きゃー、色っぽい」と評判のトモミ・デラックスです。
ミナサマ、ごきげんよう。
ええ、家庭内では誰も認めてくれませんともさ。はっはー(泣
ところで、ワタシの本業はフリーランスのライターなのですが(何度もしつこい)
観光情報の紹介もしたりするワケです。
こぉ、みんなが小脇に抱えて観光地に赴くアレとかソレとかも書いてたりします。
そんなワタシがおすすめする、
ほんっっっっっっっとうにおいしい金沢の和菓子10選
とか、やってみたいなーと。
実はちょっとアコガレてました。○○10選的な記事に。
年々、あんこ愛が強まっているため、あんこ成分多めです。
そして、たぶんムダに長くなるので今回は前編です。(後編に続きます)
目次
まずは金沢の菓子についてのウンチクを
菓子と茶道のきってもきれない関係
金沢は、京都、松江と並ぶ菓子処として知られています。
うん、知られている筈(笑)
この3つの都市は、いずれも茶の湯文化が盛んなことでも知られている(筈)
茶道が盛んなら、和菓子だってつきものでしょ、的に菓子文化が花開いているのデスよ。
金沢で言えば、
加賀藩の藩祖・前田利家や二代藩主の利長は千利休の直弟子。
三代利常は小堀遠州や金森宗和、仙叟千宗室に学んでいたし、
五代綱紀は仙叟千宗室を茶道具奉行としたほど、茶道は大切にされていたらしいデス。
時代が下ると、
最初は大名や有力武士のたしなみだった茶道は
次第に、大店と呼ばれる商家の旦那衆にも広がり、
さらに庶民へと広がっていったというのが金沢の茶道と菓子の広がり。
もちろん、茶道のための菓子だけじゃなく、
年中行事や季節、慶事弔事のための菓子も作られるのだけど、
その紹介はまた別の機会に。
今回は断腸の思いではしょります(泣
金沢の菓子舗の特徴
オシゴトでも、もちろんプライベートでも、
金沢をはじめ、県内の菓子を食べ歩きまくっているワタシ
個人的には、金沢の和菓子屋さんは大きく分けて2種類。
2種類。
何と何かと言うと、
おいしい菓子屋
と
ものっすごくおいしい菓子屋
この2つデス!
そんな中から、ワタシの個人的好み入りまくりではありますが、
厳選に厳選を重ねたおすすめの和菓子を10点
というか、和菓子屋さんを10軒、
ご紹介したいと思います。
って、ここまでが前置きよね?
安定の長さです。すんません。
ちなみに紹介する菓子舗は五十音順です。
おすすめ順ではありません。
1.かいちん(石川屋本舗)
「かいちん」というのは、金沢弁でおはじきのこと。
大正時代には、木の葉や桃、ウサギ、亀などをかたどったガラスのかいちんが実際にあったんだとか。
それをイメージしているから、本当におはじきみたいに彩りがキレイでカワイイ干菓子。
主な材料は寒天と砂糖。
コレはなんと言っても「目においしい」和菓子。
ピンクや水色、黄色に黄緑の淡い色合いと動物や植物のカタチ、
最近は、クリスマスやハロウィン仕様のかいちんも販売されてて、
どの季節に行っても、店先でほっこりと笑みがこぼれちゃう。
もちろん、見てカワイイだけでなく、食べてもおいしいのは間違いなし。
シャリシャリした砂糖衣の中にはぷるんと寒天。
この食感MIXが食べててキモチイイ!
日持ちする、軽い、パッケージも菓子そのものもカワイイ
の4拍子がそろえば、
とっても乙女なお土産になると思いません?
石川屋本舗 本店
住所 金沢市示野町西22
電話 076-268-1120
定休日 不定休(元旦、月2回水曜)
営業時間 8:00~17:00
P あり
2.烏骨鶏カステラ(烏鶏庵)
その名の通り、烏骨鶏の卵を使ったカステラです。
烏骨鶏というのは、皮膚から内臓、骨までが黒い鶏の一種で、羽毛だけは黒と白があるらしいデス。
見た目と高い栄養価から、古代中国では霊鳥として不老不死の妙薬とも言われたとか。
その烏骨鶏の卵で作るカステラなんだから、一口食べれば一年間、二口食べれば2年間、寿命が延びる……かどうかはわからないケド、
初めて食べたトキには、大げさじゃなくて衝撃を受けましたとも!
まず弾力。
カステラの形容として相応しいかはわからないケド、
赤ちゃんの肌みたいにプルンプルン。押せば、柔らかく押し返してくる感じ。
それでいて!
それでいて、濡れてるんじゃないかと思うくらいのしっとり感。
いや、決して濡れてるワケじゃない。焼き菓子なんだから、それは当然。
なんだけど。
サバランみたいに口の中に水分が広がるワケじゃないんだけど、
なんて言えばいいか、ジューシーなの。
カステラなのにジューシーて!
味がいいのはもう言うまでもないです。
上に金箔が貼られたものや、
寿や感謝などの文字が焼き付けられたものもあるので、
お土産としてダケじゃなくて、入学、就職、結婚、出産祝いなんかにもよさげです。
東山店には、烏骨鶏の卵を使った濃厚なソフトクリームもあります。
ソフトクリーム金箔付 というんだけど、
ココのは金箔というより金粉を振りかけてある見た目も上品な感じ。
食べれば濃いぃのに、後口さっぱりの本物の味です。
こっちもおすすめ。
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烏鶏庵 東山店
住所 石川県金沢市東山1丁目3番1号
電話 076-255-6339
定休日 年中無休(1/1・1/2を除く)
営業時間 9:30~17:45
P なし
3.お手作りもなか(加賀種)
そもそも加賀種は、小売りの菓子店ではなく、
最中の皮やふやきという菓子の元というか、一部というかを作って全国の菓子屋さんに卸していたメーカー。
最中の皮様のあれを「種」と言うらしいです。
大きな声では言えないけれど、あのお店の最中の皮も、
あの会社のアレも、加賀種のものだったりします。するみたいです。
その加賀種が自分のトコの看板で出した最中なんだから、おいしくないはずがない!
と、食べたトコロ……
お手作り、という名前の通り、皮とあんこは別々に缶封されています。
ちょっ!
何、この皮の香ばしさ!!
丹波大納言を使っているというあんこももちろんおいしいんデスケド、
さすがは種屋さん!
皮だけバリバリ食べていられる!
ってくらい、他とは香ばしさが違う。
この皮。
最中としてだけでなく、
お吸い物に浮かべると、水分を吸ってとたんにもちもちに。
これがまたおいしい。
皮だけも売って欲しいなーと思うワタシでゴザイマス。
http://www.kagadane.co.jp/
加賀種 めいてつエムザB1
住所 金沢市武蔵町15-1 めいてつエムザB1
電話 076-260-1111
定休日 不定休(めいてつエムザに準ずる)
営業時間 10:00~19:30
P エムザP利用
4.甘納豆(かわむら)
西茶屋街にある、もう有名店ですよね。
そもそも甘納豆というのは、金沢では馴染みのないお菓子だった、ような気がします。
かわむらがオープンした当時は
「こんなにおいしいお菓子がいっぱいある金沢で、わざわざ甘納豆?」
なんて思ったコトを覚えています。
そんなワタシが、このお店に通うようになったきっかけはオシゴト。
所謂、観光ガイドブックに掲載するために取材をしたのが初めてでした。
そのトキは電話取材だったんだけど、とても丁寧な対応をしてくださって、
それでも甘納豆と言えば、表面に砂糖の吹いた、むしろ砂糖の塊か? くらいに甘い、
甘すぎるものしか食べたことがなかったワタシ。
「おいしいよ」っていう原稿が書けない。
それで、こそりと買いに行ったのデシタ。
まぁ、王道的なものを一袋買い求め、さて、とお味見。
何コレうまい!
何この甘納豆!!
てか、甘納豆ってうまい!!!!
てな感じで、すぐに買い足しに行ったのは言うまでもありません。
それからは、買ってきてはむしろ「甘納豆好きじゃない」という人を選んで
おすすめする、ちょっと見には迷惑行為(笑)
迷惑じゃなかったのは、その後、かわむらファンになる人が続出したこと。
パッケージは店主のオクサマが描かれたもの。
このかわいらしさも人気のひとつデス。
http://kawamura.luna.weblife.me/index.html
甘納豆かわむら
住所 金沢市野町2丁目24-7
電話 076-282-7000
定休日 第1火曜
営業時間 9:30~18:00(日祝日は~17:00)
P あり
5.あんず餅(菓匠 高木屋)
蜜漬けのあんずを白あんと羽二重餅で包んだのがあんず餅。
羽二重餅も白あんもすごく薄い。
キレイに言うと、あんずに薄絹を纏わせたような。
あんずの蜜はしっかりと甘いながらもフルーツとしての味わいはきっちり残ってて、
白あんも甘みは強めなんだろうけど、その繊細なほどの薄さであんずを引き立ててる。
このあんばいがもう絶妙!
結果、とってもとってもフルーティなのに、きっちりと和菓子。
お土産にする時に気をつけたいのは、日持ちがしないので
遠方に持って行ったり、すぐに食べなさそうな人に贈ることが難しいこと。
淡いオレンジ色もかわいらしくて、
お友達とお茶会やおうちパーティをする時なんかにはすごく向いてます。
菓匠 高木屋本店
住所 金沢市本多町1-3-9
電話 076-231-2201(代)
定休日 水曜
営業時間 9:00~18:00
P あり
あーもう。
つい語りに入ってしまう。
自分で思っていたよりさらに長くなってしまったので、
前編はここまでにしとうございます。
後編は近日公開。
(いずれきちんと写真も入れてまとめます/笑)
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