
天高く馬肥ゆる秋の到来です!
みなさんの秋はどんな秋?
がるこねの秋はやっぱり食欲の秋!
そんな秋に食べ比べるのは、金沢市を中心に栽培されているブランドさつまいも「五郎島金時」を使ったスイーツ。
さて、どんなスイーツがあるのでしょうか。
目次
10月13日はさつまいもの日
10月13日はさつまいもの日なのだとか。
なぜこの日がさつまいもの日なのかと言うと、時代は江戸時代にさかのぼります。
宝永(1704~1711年)の頃、京都に焼き芋屋が誕生した。
看板には「八里半」の文字。「栗(九里)にはやや及ばない」というシャレを看板にしたのだそうだ。今で言うところのキャッチコピーだ。
時は流れて寛政(1789~1801年)年間。江戸にも焼き芋屋が並ぶようになる。はじめは京都と同じ「八里半」を看板に掲げていたが、あるとき小石川のある店が「十三里」と看板を掲げた。
それが「栗(九里)より(四里)うまい十三里」。
よりシャレの効いたキャッチコピーは江戸っ子に大ウケし、焼き芋もヒット商品になった。
このキャッチコピーがもとになって、さつまいもは「十三里」の別名を持ちます。
これらを背景に、1987年埼玉県川越市の「川越いも友の会」が、さつまいもの旬である10月中旬の13日をさつまいもの日と定めたのだそうです。
五郎島金時は、コボコボ=ほくほく食感が特徴
さつまいもの中でも、今回がるこね食レポ部が食べ比べた「五郎島金時」というのは、伝統時加賀野菜に指定されているものの一つで、強い甘みとほくほくとした食感が特徴。
ここで豆知識。金沢では芋類のほくほく食感を「コボコボ」と言います。
名前の由来は生産地。金沢市海側の北部、金沢港に近い五郎島地区での生産が盛んだったから。現在では、五郎島地区、粟崎、内灘砂丘などでの栽培が盛んです。
面積あたりの収穫量を抑えることで、ストレスなく栄養をしっかりと吸収して育つ「五郎島金時」は、全国の市場でも人気のさつまいもなのです。
さつまいも生産者に聞くと、「収穫の旬は確かに秋なのだけれど、数ヶ月貯蔵した2月頃の方が甘みはよりいっそう強くなる」のだとか。
穫れたての秋のいもと、貯蔵熟成した冬のいもを食べ比べるのもおいしそう♡
前置きと解説が長くなりましたが、では、そろそろスイーツ食べ比べの開始!
「パリ・エ・金澤タルト」は五郎島金時×スパイスの大人の味♡
加賀野菜を使った本格フランス菓子のお店「ラ・パンテュール」。
今回のがるこね食レポ部で食べたのは、五郎島金時とルバーブというふきのような野菜を使った「パリ・エ・金澤タルト」と五郎島金時の「マカロン」。
まず、「パリ・エ・金澤タルト」ですが、てっきり五郎島金時の甘いタルトかなと思っていたら。
五郎島金時のほんのりとした甘さも感じるのですが、「酸味」と「スパイシーさ」、独特な香り、そして繊維質のルバーブの食感。
すべてが初めて食べる味でした。
ひとつひとつ紐を解いていくように、このタルトについて分析してみると
まずこの酸味の正体はルバーブ。ルバーブは、海外ではお肉料理の後のお口直し的に日常的に用いられているものだとか。でも、日本ではなかなか馴染みのない味でジャムとして使われていることが多いそうです。ちなみに五郎島金時はもちろんですが、このルバーブも石川県産のものだそうです。
そして「スパイシーさ」ですが、4つのスパイス(カルダモン、シナモン、ローリエ、クローブ)が入っていました。その他にもラム酒やウイスキーも入っています。
うん、完全に大人の味ですね(*´▽`*)
好きな人はめちゃハマるお菓子だと思います。
五郎島金時のマカロンは、以前食べたこちらのお店の加賀野菜を使ったマカロンに比べると、野菜の味が控えめなような。しかしマカロン自体はとっても美味しく、がるこねメンバー内でも高評価でした♡
「パリ・エ・金澤タルト」は、「金沢の手みやげ」として金沢市から認定されており、ワンランク上のお菓子をおみやげにしたい方にぴったりです♪
「パリ・エ・金澤タルト」1個425円(税別)
「マカロン」1個417円(税別)
ラ・パンテュール:http://www.lapeinturegaleriecafe.com/
ラ・パンテュールの関連記事:【金沢おすすめお土産】フランス菓子×加賀野菜「ラ・パンテュール」のお菓子は1つ1つが芸術品♡<マカロン・タルト>
素材を大事にした佃の佃煮の加賀野菜のぷりん「五郎島金時」
洋菓子や和菓子屋でもない、金沢の老舗「佃の佃煮」が加賀野菜でぷりんを販売している…全く知らなくて、どんな味なのか楽しみ。
種類は3種類「れんこん」「かぼちゃ」「五郎島金時」
今回は「五郎島金時スイーツ」なので、「五郎島金時さつまいも」を食べてみました。
パッケージにも書いてありますが、
・化学調味料・保存料・着色料
は使用されていません。
色は素朴なお芋と卵の色をしています。
一口食べると素材を大事にしているのが、わかる味。
甘さをおさえて 五郎島金時の甘さを大事にしている。
卵が強いので、甘くない茶碗蒸しのような感じもするけど、
その素朴な感じが良い感じ。
子供から大人まで、添加物が入っていないので、安心して食べられます
加賀野菜のぷりん (五郎島金時さつまいも) 200円(税別)
一度は食べたいメープルハウスとろ生冷やし五郎島金時あんぱん
この「とろ生冷やし…」というネーミングだけで気になる(笑)
「とろ生」って…。
サイズはちょっと小腹がすいた時にちょうど良さそうなサイズ
パン生地は、自家製天然酵母のこだわり生地。
パンの部分は普通のあんパンより、薄い感じがするけど塩味が効いていて美味しい。
五郎島金時あんが、しっかりしていて美味しい!
生クリームとぴったり。あんぱんというより、和菓子って感じです。
自然解凍で、ふわったした感じのパンになるので、手軽に食べられるのでお勧めです。
五郎島金時あんぱん 200円(税抜き)
メープルハウス https://www.e-maplehouse.com/
どれを食べるか悩むBOSTONの五郎島金時シリーズ
金沢百番街の一角にあるBOSTON。この時期は、五郎島金時シリーズがたくさんあるということで、行ってみると…たくさんありました!
1.スイートポテト (5個入り 900円税別)
やはり、芋菓子といえば、スイートポテト!
生クリーム&バターがしっかり効いていて、食べると芋の舌に残る感じ。「こぼこぼスイートポテト」というネーミングの通り、「こぼこぼ」している食感が美味しい。手作り感のある昔ながらの美味しいスイートポテト。
2.生サブレ(12枚入り 1200円税別)
BOSTONで人気の生サブレ。ホワイトチョコ・チョコレート・キャラエル・ラムレーズン・五郎島金時味と味は5種類。生サブレというだけに、普通のサブレとは違って、しっとりしたサブレ。焼き途中のクッキーって感じで、不思議な食感ですが美味しいです。
五郎島金時味はホワイトチョコ風味がお芋感がちょっとしない。でも、美味しい(笑)
3.スティックケーキ(1本 200円税別)
抹茶・グランベリー・チョコナッツ・こがしバター・季節のスティックケーキの5種類。今の時期は、季節のスティックケーキが「五郎島金時味」。
フィナンシエの棒タイプ。芋感はあんまりしなかったけど、洋菓子として安心の美味しさ。
4.クリーム大福(1個 135円税別)
ブルーベリー・抹茶・チョコレート・いちご・五郎島金時の5種類。
ふちゃふちゃのやわらかいお餅に、生クリームとお芋あん。お餅もお芋が
入っているのか、お芋の味がする。生クリームは軽くて食べやすい。
これは、他の味もたべてみたい。次回は購入してみよう(笑)
スイートポテト・生サブレは個別でも購入可能です。
五郎島金時と言えば「農家屋かわに」のスイートポテト
五郎島金時を使ったお菓子と言えば、やっぱり「農家屋かわに」は外せませんね。
「かわに」は実はお菓子屋さんではないのです。
サツマイモ農家さんなんです!
そんなサツマイモ農家の「かわに」がひとつひとつ大事に育てた五郎島金時を使ったスイートポテト。
その名も「農家屋ぽてと」。
お芋の甘さを十二分に引き出した、しっとりなめららかな甘ウマぽてと。
完全な洋菓子と言うよりは、ちょっと和菓子のようなスイートポテト?と思ったのも納得。
なんと白あんが入っておりました。
生クリーム×白あん×五郎島金時ペースト!
これらが絶妙に絡み合い、見事な和洋折衷の滑らかなスイートポテトが出来上がっているのですね。
お土産にはもちろん、お茶請けにも最適ですよ。
お芋好きにはたまらない一品です。
し・か・も!こちらはなーんと金沢駅構内にある「あんと」限定販売というレア物なのです。
お芋好きなら是非ともご賞味あれ♪
農家屋ポテト
4個入り…864円
6個入り…1,188円
12個入り…2,268円
※プレーンのみとプレーン&抹茶の2種類
店名:農家屋かわに
住所:石川県金沢市木ノ新保町1-1JR金沢駅 金沢百番街あんと内
電話番号:076-232-1288
営業時間:8:30~20:00
JA金沢市が作った「五郎島金時」スイーツはおばあちゃん家の味
「五郎島金時」だけでなく、さつまいものおやつと言えば、やっぱりシンプルに焼き芋!
焼き芋を食べるなら、新鮮な地元野菜がそろ店で購入したいと考えて訪れたのがほがらか村。ほがらか村とは、JA金沢市の農産物直売所で、市内に3か所店舗を構えている。
旬を迎えた店内には、袋入り、箱入り、ばら売り併せて五郎島金時が文字通り山と積まれていたのだけれど、そこで見つけたのが今回ご紹介する3つの菓子だ。
五郎島金時芋ようかん
いしやきいも
芋かすてら 各165円(税込)
「芋ようかん」は、ようかんというよりはさつまいも風味の和菓子ゼリーというのがぴったりな食感。甘さは控えめの個包装で、独特の食感にひとつ、ふたつと手が伸びる。
「いしやきいも」は、栗しぐれのようなほろほろとした味わい。優しい焼き目のから香ばしさも広がって、「焼き芋は食べたいけど、一口だけ」な気分の時にぴったり。
「芋かすてら」は、祭り屋台などでおなじみのベビーカステラのようなルックス。それぞれが野菜の形に焼かれているのがJAプロデュースの菓子らしい。焼き芋のほくほくとした食感を意識してかしっとり感は抑え気味で、人によってはぱさっぽく感じるかもしれないけれど、焼き芋らしさが表現されていると考えればより「らしい」仕上がり。
3種類を試食した全員の感想が「法事のときとか、おばあちゃん家に行ったときとかに、菓子鉢に盛られてたお菓子ってこんな感じだったよね!」で一致。(その後「おばあちゃん家で食べたお菓子で何が一番好きだったか」でひとしきり盛り上がったことも追記)
市内3か所のほがらか村をはじめ、百番街(JR金沢駅構内)2階のスーパーマーケット100MARTなどでも気軽に購入できる。
五郎島金時芋ようかん
いしやきいも
芋かすてら 各165円(税込)
JA金沢市農産物直売所ほがらか村
「五郎島金時」のスイーツとしての懐の深さを温故知新
今回の試食で感じたのは「温故知新」。
日本は、世界中のどんな食材でも料理でも食べられると言われるけれど、日本伝来以来、時には主食として、時には甘味として、つねに日本人の食生活に寄り添ってきた「さつまいも」の懐の深さと味わいの幅の広さを改めて知った……なんて言葉をこね回して見るまでもなく、
ただ焼いてもスイーツになる「さつまいも」は、菓子として加工したりなんかしたら、そりゃうまいでしょ! と部員全員が思いましたとも(*^o^*)
最近はとろとろ系の焼き芋の注目が高いけれど、カナザワ女子としては、やっぱり「五郎島金時」のコボコボ感(金沢の方言で「ほくほく」のこと)は外せないってコトも実感した試食会デシタ。
ああっ! いも天も食べたい!
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