お節料理 今年は買うぞ!

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11月も半ばを過ぎて、オシゴトも年末進行まっしぐら。

遊ぶ時間が激減して、泣きそうになってる遊びたがりのトモミ・デラックスです。ミナサマごきげんよう。

 

今がんばるから、年末はサボらせて?

 

ってなカンジで、今年はお節料理を購入しようと計画中。

例年は割と真面目に作ってる、んデスよ? いやマジで!

 

備忘録も兼ねて、「コレ、いいんじゃない?」とワタシピックアップのおせち料理をご紹介イタシマス。

目次

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そもそも「お節料理」って何?

「節」とは季節の変わり目を表す言葉

中国にルーツを発する考えで、日本では元旦の他に1年に5つの「節」が設けられたんだとか。発祥は古く弥生時代。収穫に感謝して神に捧げた神饌(しんせん)であり、自分たちも共に食すためのごちそうだったといわれています。

 

平安時代に入って「お節料理」と呼ぶようになったというのが一般的な説で、もともとは宮中行事として「節」ごとに神饌が供えられていたものが時代とともに簡略化して庶民にも広まった。

 

今のようなスタイルになったのは江戸時代だといわれているんだそうです。

お節料理は優秀なバランス食であり保存食

正月三が日くらいは主婦が家事を休めるように作ったと言われることの多いお節料理デスが、本来は「年神様を迎えたばかりの間は物音を立てたり騒いだりせず、台所で煮炊きをするのを慎むため」のもの。

なんと! 正月くらい主婦にラクさせてよ~っていう作り置きじゃなかったんですね。

まぁ……、お節料理があっても、毎日何か作り足すし、一族が集まるから洗い物は増えるし、ラクは出来てないンですケドね。くすん。

 

年末に作って年が明けてから食べるためのものだから、三日から一週間の日持ちがするような味付けがされるのもお節料理の特徴。

つまり、見方を変えればお節料理は冬の食材を生かした保存食だともいえるというコトです。

 

また、肉、卵、魚、野菜、海草、豆に芋と、一日にとりたい食品が豊富にそろっているため、現代にも通じる健康的な食事でもあるとあえて言い切りましょうとも!

毎日、これだけの品数をそろえるのは難しいとしても、1年を通してお節料理を意識したバランスのよい食事をとっていれば、次の年も健やかに迎えることができるんだろうなー、とか。

イマドキのお節料理は洒落た言葉遊びから生まれた

イマドキ、と言っても江戸時代。

神様に捧げたり、お貴族様のごちそうだったお節料理がイマドキ(お江戸)スタイルになって広まったとはいえ、料理の内容までは同じにできないトコロが今も昔も庶民の懐事情の切ないトコロ。

 

なら、ゴージャスな食材を使う代わり、洒落や語呂合わせでめでたさを演出しちゃおうヨ! と誰かが言い出したとか出してないとか。

 

ともあれ、お節料理は縁起を担いだ洒落がふんだんに効いている。

 

黒豆は「まめ(まじめで健康)に過ごせますように」

数の子は「子宝に恵まれ、子孫繁栄が望めますように」

レンコンは「見通しが明るいように」

ゴボウは「地に根を張った堅実な生活ができるように」

長いひげに丸まった姿のエビは「長寿の象徴」

伝統的なお節は、ほぼすべての料理にこうした縁起のいい意味づけがなされているようです。

そう意味づけることで、日頃は何気なく食べている食事も、神の恵みと感謝の気持ちも増したんじゃなかろうか。

しかも、本来持っていた神饌の意味にも十分にかなう考え方だ。

現代のお節料理は、こうした江戸人らしい粋で洒落た言葉遊びから生まれ、伝えられてきたンだろうな、と。

 

因みに。言葉遊びや洒落は、最近は「親父ギャグ」としてちょっとお寒いオッサン(失礼)の専売特許みたいになっていますが、非常に優秀な脳トレになるんだとか。

そんな話に、言葉フェチなワタクシめは、こいつぁ驚いた。とか驚いてみるワケです(笑)

21世紀のお節料理は、カタチよりもお節本来の精神を守り伝える

トカ、見出しでちょっと大上段に構えて偉そうに言ってみました(笑)

 

ここ数年……十数年? 二十年くらい? は、お節料理をすべて家で準備するというお家は統計的に減っているようです。

ソースに覚えがないので、具体的に何%とは言えないのだけど、今はスーパーマーケットや総菜店、持ち帰り寿司店などでも「お節承ります」的なカタログを見かけるのが珍しくなくなっていると言えば、なんとなく納得もいくカンジ?

 

古き良き時代、庶民はお重に詰める料理を年末に家族総出で作り、

ブルジョアなお貴族様たちは、御用達の料亭に空の重箱を持って行って、中身を作ってもらっていたとか。

 

そんな時代を経て、ワタシ的考察によると、一億総(でもない)お節購入時代が訪れようとしているのではないか、と考えるワケです。

決して自分が年末にサボりたいからって、全国民を巻き込もうとしているワケではないのです。ええ、決して。

 

 

そもそもお節料理は、

神様に捧げたものを分かち合ったり、

一族が集まる時にみんなが遠慮なく箸をのばせるように、

そんな、感謝とことほぎの料理だったはず。

 

まして、現代のお節料理は、江戸時代に庶民の洒落が生み出したものが多い。

と、なれば。

 

その精神さえ受け継いでいれば

何食べてもいいんじゃないの?

なんじゃないかなーと思うワケです。

 

和食じゃなくったって、

重箱に入っていなくったって、

それはそれでいいじゃない?

 

 

何はともあれ、

家族、一族がそろってステキな時間を過ごすために、

お節料理を楽しみましょう。

 

という体の「年末、ワタシはサボります」宣言(何)デシタ( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ

 

復興応援!

とか、そういうコンセプトのお節もあるみたいです。

家族だけでなく、より多くの人と、新年の喜びを分かち合ってるっていう、実感が深まりそう\(^O^)/

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この記事の著者

トモミ・デラックス

トモミ・デラックスフリーランスライター、コトバ屋

日本一乱れた日本語を操るフリーランスライター。
「正しい文章と伝わる文章はイコールではない」
「作文が苦手!は植え付けられた思い込み」
をモットーに、文章講座も開いています。
プライベートでは一男一女の母でぐうたらな同居嫁。

もちろん、オシゴトの時には正しい日本語を使います!

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