
子どもの足が気になりだしたら、まず足のトラブルにはどんなものがあるのか知っておきたいですね。
覚えなくても、こんなトラブルがあるんだと知っておけば、子どもの足の変化に敏感に気付けるかも^_^
まずは開帳足を知りましょう
足には様々なトラブルがありますが、ほとんどはこの開帳足から始まるといいます。
参考にしたのはこちら。
足のトラブルについて書かれている部分は少ないのですが、簡潔でわかりやすいです。
女性の靴選びに焦点を当てた本なので、おしゃれのために”痛いのをがまんして履くのが当たり前”になっているお母さんがたにもオススメです^_^
足の”アーチ”を鍛えて成長させることが、子どもの足に大切であることはお話ししました。
アーチは内側縦アーチ、外側縦アーチ、指の付け根にある横アーチと3つあります。
開帳足とは、横アーチが崩れている状態だそう。
いわゆる扁平足は、内側縦アーチが低くなっている状態です。
開帳足はウオノメやタコ、最近よく聞く浮き指にもつながります。
さらに悪化すると、ハンマートゥへと症状が進んでいきます。
開帳足は痛みなどの自覚症状がほとんどないので、
- ウオノメやタコができて来た
- 子どもの足が横にベタッとひろがっていると感じる
などのサインを見逃さないことが大切です。
原因は、
- 合わない靴
- 足裏の筋肉や靭帯の衰え
- 急激な体重の増加
などで、子どもが開帳足にならないためには、
- 靴が足に合っているかマメにチェックする
- 指を使ってよく運動し、足の筋肉や靭帯を鍛える
などが大切になってきます。
ウオノメ・タコ
アーチが崩れバランスが悪くなると、体重がかかりやすくなるところが出てきます。
そこが局所的に圧迫・摩擦が繰り返され、皮膚が厚く硬くなる。
皮膚の内側に芯ができて、硬いところにぶつけたりすると鋭い痛みがあるのがウオノメ。
タコは皮膚の外側に向かって厚くなっていきます。
浮き指・ハンマートゥ
浮き指とは、足裏のアーチが崩れたことで足指が地面から浮いた状態。
歩くときに足指をうまく使えなくなります。
浮き指の状態になると、靴が脱げないように指に力を入れ続けることになり、指がくの字に曲がったままで伸びないハンマートゥという状態になります。
つま先の窮屈な靴を履き続けたり、逆に大きめの靴が脱げないように指に力を入れ続けたりということでもおこります。
外反母趾・内反小趾
外反母趾は親指が小指側に曲がって、親指の付け根の骨が外側に出っ張った状態。
内反小趾は、小指が親指側に曲がった状態。
窮屈な靴を履き続けたり、開帳足などのアーチの崩れがあると起こりやすくなるようです。
トラブルは足だけに留まらない…
足のアーチが崩れると、足首→ふくらはぎ→膝…と繋がっていくはずの筋肉の連携がうまく出来なくなります。
そうなると、足だけの問題ではなく腰や首など全身へも影響が。
『その靴、痛くないですか』の著者、西村さんはアーチの歪みを”美脚の敵”と表現しています。
健康に加えて、容姿にも悪影響となるアーチの崩れ。
子どもの足、長く見守ってあげたいですね。
まとめ
いずれの症状も、インソールでアーチをサポートしてあげたり矯正をしたりなどの対策がありますが、重度になると手術という場合もあります。
やはり、子どもの足に症状が出る前になんとかしたいものですよね。
予防するためには、
靴が子どもの足に合っているか
アーチが成長しているか
ウオノメやタコなどのアーチの崩れのサインが出ていないか
をこまめにチェックして、
日頃から足や足指をよく使う運動を促すなどの工夫が必要ですね。
次回は、靴の選び方・足を鍛える遊びについてお話しします^_^
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