
みなさんごきげんよう。トモミ・デラックスの妄想書評のお時間です。
いきなりのご注意です。
妄想書評には、トモミ・デラックスがまだ読んだことのない本も含まれます。
つまり、
読後評だけでなく、タイトルやコンテンツだけを眺めて感じた、
まさに妄想が多々含まれておりますので、ご理解いただけますようお願い申し上げます。
第一回は「料理のアイディアと考え方」(柴田日本料理研鑽会)です。
ごゆるりとおつきあいくださいマセ。
日本料理のレシピ本? アイディア本?
実はワタクシ、食べることが大好きで、ソレが高じて料理を作ることも割と好きなんです。
外で食べた料理がおいしければ大胆にも再現したくなるし(腕が伴っていないからできないんデスケドね。くすん)、レシピ本を見るだけでもシアワセ気分に浸れるというお手軽さなのでゴザイマス。
それで発見したのがこの「料理のアイディアと考え方」
副題が「9人の日本料理人、12の野菜の使い方を議論する」
帯に列記されてる料理人がまた「日本を代表する」というにふさわしいお歴々。
帯には他に
「料理とは発想×動機・狙い×技術・表現方法」
なんてことも書かれているワケですよ。
これはもう、妄想しろと言っているようなものではありませんか!
表紙だけでご飯3杯は食べられますワと悶えたことを思い出します。
野菜料理のバリエーションを増やせそう
表紙だけでご飯が食べられるとはいえ、
野菜料理って、案外バリエーションがないと常々感じていたワタシが思わず手にとったとしても仕方ありますまい。
みなさんはいかがでしょ? 野菜料理のバリエーション。
野菜、と大きくくくればいろいろな味わいや調理があるんだけども、
たとえば冬場が旬の白菜料理をいくつ作れますか?
ワタシは…… そんなにないかなぁ。
お鍋やお味噌汁に入れるか、浅漬けにするか、クリーム煮にするか……ぐらいかなぁ。
その野菜が、日本を代表する和の料理人のレシピで一挙掲載されてる本なんて、
もう涎しか出ない!
読み物としても面白い! こんな料理本があったなんて!
まぁ、そんな妄想がぶわっと。
書店でのファーストコンタクトでぶわっと。
ぶわっと広がった次第でゴザイマス。
食い意地の張ったワタクシが、レシピ本にしてはちょいと小ぶりだけれども、かなりのページ数のその本をヨイショと手に取りぺらぺらとめくったのは言うまでもありません。
で、
で。
中身を見てみるとこの本、ワタクシが期待した通りではゴザイマセンでした。
写真はさほど大きくなく、レシピといってもさほど詳細ではなく。
やけに文字が多いというレシピ本。…………レシピ本?
よくよく見るとなんとまぁ!
料理人らの座談会の様子が掲載されているじゃありませんか。
しかも。
「アレはなんであんな材料使ったの?」だの
「あの素材と調味料の組み合わせって意味なくない?」だのと
歯に衣着せぬと申しましょうか、遠慮会釈もないと言いましょうか。
それがまた、面白いのなんのって!!!!!!
腕と経験のある料理人だからこそのアイディアだし、つっこみなんでしょう。
誌上座談会ページが終わると、ご丁寧に、それを受け手の新たな料理が掲載されているのでゴザイマスよ。
そしてまた座談会。
これが野菜12種類分繰り返されるワケです。
コレね。
実際のレシピはもちろん参考になるんですけども、
座談会で話されているアイディアがまた、
「ワタクシの料理が変わりそうだわ」と妄想を抱かせる濃厚さなのでゴザイマス。
その気になりやすいワタクシですが、
その日はさっそく野菜メインの晩ご飯でゴザイマシタともさ。
内容は……腕を磨けということなのよね、と膝を折った次第でゴザイマスけれども。
この本、
どうやら2冊目も発売されているようです。
コチラは魚介が12種類。
もう、この2冊でワタクシは何杯のご飯を食べるのでしょうか。
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