
入社して初めてお給与をもらう人も4月はいるかもしれません。
毎月これからもらえる給与。
まずは明細の見方を勉強してみましょう。
振込だから明細なんて関係ない。
どうせ、毎月金額も変わらないし…。
あまい!一か月頑張った分がお給与として反映されています。
自分の収入の明細が?なのに、お金の管理なんてできませんよ。
まずは、自分の収入をしっかり把握してみよう!
給与明細の構成
給与明細は、「支給額」と「控除額」に分かれてます。
「支給額」から「控除額」を引かれた金額が「差引支給額」。
この「差引支給額」が振り込まれる手取り額になります。
今回は「支給額」項目の見方を勉強しましょう。
支給額
基本給
会社で決められたあなたの基本の給料です。
これを基本に他の手当てなどが決められていくケースが多いです。
また、賞与も「基本給×何か月分」と決まっている会社が多く、「手取り×何か月分」ではないことを理解しておきましょう。
残業手当(時間外労働手当・強化勤務手当
所定の時間外、働いた場合につく手当になります。
会社よっては、基本給に○時間の残業手当含むという会社もあります。
残業手当は、労働基準法で
「1週40時間又は1日8時間を超えて働かせたときは25%増しの時間外労働手当が付ける」
と決まっています。
計算式にすると
「1時間あたりの賃金(時給)×1.25(割増率)×残業時間」
「1時間あたりの賃金(時給)」は、基本給÷(1日の所定労働時間×21日)でだしましょう。
たとえば、基本給が16万円で1日の労働時間が8時間だった場合、時給は952円になります。
残業代は1時間当たり1190円です。
会社によっては、基本給に○時間の残業を含むという規定がある場合もありますから、確認が必要です。
通勤手当(交通費)
会社によって、計算方式は様々です。
バスや電車の定期代で計算する会社や車のガソリン代で計算する会社等あります。
一般的には、申告した交通手段で計算されるケースが多いですが、自転車を使っているのに、バス通勤など違う手段を使うと、労災の対象外になったり、 社内規則の違反になったりするので、気を付けましょう。
また「控除」の中の「所得税」が、通勤手当は非課税になります。
ただ、上限がありバスや電車などの交通機関は15万ほどまで非課税になりますし、 自転車・自動車の通勤の場合は距離によって変わってきます。
一か月の限度額は
2km未満 全額課税
2~10km未満 4200円
10~15km未満 1万2900円
など、これは国税庁のHPに記載があるので、確認しましょう。
いろんな手当
会社によってはいろんな手当がありますが、下記はよくある手当一覧です。
★資格手当 … 会社で定められて資格を保有している場合に手当がもらえる
★役職手当 … 会社で役職が付いた場合に手当がもらえる
★家族手当 … 扶養している家族がいる場合、家族の人数に合わせて手当がもらえる
★住宅手当 … 賃貸などの住まいの場合、補助がもらえる
★皆勤手当 … 基本、会社は休まないものだが、休まず一か月通勤した場合のもらえる
地域手当 … 特定の地域に勤務する場合のもらえる
別居手当 … 単身赴任等、家族と別居している場合のもらえる
手当の決まりはなく、会社ごとに決めることができます。
こんな手当もありました(*^。^*)
ペット扶養手当…ペットフードの会社がペットを飼っている社員に支給していました。ペットも家族と同じ。家族手当の一部だったそうです。
禁煙手当 … 煙草を吸っていない人に支給されたそうです。
ランチ手当 … ランチ代を領収書をだすと請求できたとか
寒冷地手当 … 東北や北海道の勤務の場合もらえます。暖房費がかかるからという事です。
ドリンク手当 … 営業の人に夏場のみ支給された。
会社によつて、面白いですね(*^_^*)
総支給額
上記の基本給と各手当の合計が総支給額となります。
自分の年収を考える時は、この総支給額×12+賞与という感じになります。
しかし、この金額が振り込まれるわけではありません。
いろんなものが控除されて支給額となります。
次週は、控除の中身についてご説明します(#^.^#)
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